不整脈(期外収縮、心房細動、粗動、頻拍症、洞不全症候群)
胸がドキンとする感覚、脈が速い、脈が不規則、夜間に鼓動を強く感じる、時に目の前が急に暗くなり意識が遠のく…これらの典型的な不整脈の各症状を、24時間心電図(ホルター心電図)、心エコーを用い評価を行います。致死的な不整脈の検出と治療、自覚症状の強い方には症状を和らげる治療を行います。また、心房細動の患者様に対しワーファリンを用いた心原性脳梗塞予防を行っております。ペースメーカー植え込み後の患者様に対する管理も行っております。
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胸がドキンとする感覚、脈が速い、脈が不規則、夜間に鼓動を強く感じる、時に目の前が急に暗くなり意識が遠のく…これらの典型的な不整脈の各症状を、24時間心電図(ホルター心電図)、心エコーを用い評価を行います。致死的な不整脈の検出と治療、自覚症状の強い方には症状を和らげる治療を行います。また、心房細動の患者様に対しワーファリンを用いた心原性脳梗塞予防を行っております。ペースメーカー植え込み後の患者様に対する管理も行っております。
運動すると胸が重苦しい、痛い、動くと息苦しい、寝る前や朝方に胸が重苦しい、違和感を覚える、のどの奥、左肩、左肩甲骨と脊椎の間が痛いなどといった狭心症様症状。20~30分以上胸が痛い、冷や汗が出る、意識が遠のくなどといった心筋梗塞様症状。これは、心臓を栄養している3本の栄養血管である冠動脈が狭くなったりつまったりすることで心臓に十分な血流を供給できないために起こります。狭くなる理由は2つあり、動脈硬化によるものと血管の痙攣(スパスム)によるものがあります。
当院では、運動しながら心電図をとるエルゴメーター(自転車)を用いた負荷心電図、24時間の心電図であるホルター心電図を行い評価致します。心筋梗塞発症を疑う場合はトロポニンTを用い迅速に診断致します。
狭心症の治療は、薬物療法が基本となります。お薬によって十分な効果が得られないときには心臓カテーテル検査を行って、血管の狭い場所を風船で拡げたり(PTCA)、金属の筒(ステント)を挿入します。それでも効果が見られないときは、冠動脈バイパス手術の適応となります。東京都にはそれぞれ優れた専門の先生がいるため、このような時は患者様のご希望に合わせてご紹介させていただきます。
検診等で心臓に雑音がある、労作時の呼吸苦、かぜ様症状、下肢のむくみ、全身倦怠感などの症状。時に失神発作などで発見されます。どんな病気かと申しますと、まず心臓には、大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁といった4つの弁があります。これらに動脈硬化や、感染などの炎症で硬くなり、血液が通りににくくなる状態を、「狭窄症」と呼び、弁の一部や全体の締りが悪くなったり、穴が開いたり、弁を支えている筋肉が機能不全をおこすことで血液が逆流する状態を、「閉鎖不全症」と呼びます。狭窄と閉鎖不全が同時に起きる「狭窄兼閉鎖不全症」という状態もあります。
治療は、軽症~中等症までは、薬物治療(利尿剤、強心剤)が中心となります。しかし、病状が進んでくると、徐々に心臓の筋肉(心不全や不整脈)や腎臓、肝臓の機能など全身の臓器を障害して進行し、お薬ではコントロールできなくなり、根本治療、すなわち悪くなった弁の修理(弁形成術)、交換(弁置換術:機械弁と生体弁)といった手術治療が必要となります。
当院では弁膜症の患者様に対し定期的に、心電図、レントゲン、心臓超音波などの検査を行い、弁膜症の状態を把握しながら内服治療を行い適切な手術時期に心臓血管外科にご紹介致します。東京都にはそれぞれ優れた専門の先生がいるため、患者様のご希望に合わせてご紹介させていただきます。
また手術後は、当院にて人工弁置換後の抗凝固療法、心不全治療を継続することができます。
上記疾患にて心臓特に左心室の収縮力が低下した患者様に心不全の指標である心房性利尿ペプチド(BNP)を測定し、利尿剤、ベーター遮断薬を調節した慢性心不全管理を行っております。また、重度心筋症患者様に対しては東京女子医大病院心臓血管外科学教室と連携を取り治療を進めてまいります。
生まれたときより心雑音を指摘されている、学童検診等で心雑音、不整脈を指摘されたという方に二次検診を行っております。必要時はすみやかにご希望の医療機関にご紹介致します。